普段私たちが歩いている道路は、4つの層から成り立っているのをご存じでしょうか。
この構造は、土地の形状・地盤・交通量などを考慮して作られています。
そこでこの記事では、道路舗装の構造について紹介していきます。
▼道路舗装の構造
道路舗装の構造は、上から「表層」「基層」「路盤」「路床」の4つです。
■表層
表層とは、舗装の最も上部に位置する部分です。
表面に出ていて、交通の安全性や快適性を確保する役割があります。
主に密度の高いアスファルト合材を使って、荷重を分散できるようにしています。
■基層
基層とは、表層から約4センチ下にある部分です。
3~4センチの分厚さで、荷重を路盤に均一に伝える役割があります。
そのため、表層と同じくアスファルト合材を使って施工されます。
■路盤
路盤は、舗装で真ん中に位置する部分です。
「下層路盤」「上層路盤」の2つに分かれていて、クッション的な役割を持っています。
砕石や乳剤を使って、形成していきます。
■路床
路床は道路の最も下に位置する部分で、車両や人などの荷重を支えるのが役割です。
基盤となるため、路床の支持力に応じて舗装の厚さが決められます。
主に砂を使って、面を締め固めます。
▼まとめ
道路舗装の構造は上から「表層」「基層」「路盤」「路床」です。
それぞれ材料や厚さにも違いがあり、適切な設計をすることで安全性の高い道路が作られます。
『株式会社ハシカンプラ』は、道路やトンネルの保全業務・橋梁点検などを行っている会社です。
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