土木構造物の検分・調査・診断とは?

橋梁やトンネルなどの土木構造物は、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
そのためにはまず、業者による検分・調査・診断を受けましょう。

今回は土木構造物の検分・調査・診断について解説します。

▼土木構造物はどうやって調査するのか

橋梁やトンネル、港湾などは、傍目からは特に問題なく存在しているように見えますよね。
しかし細かく見ていくと、ボルトのゆるみやコンクリートの劣化など、色々な問題が発生していることがあります。

土木構造物の保全業者は、職人の目によって一つひとつ検分や調査を行い、不具合の有無を診断していきます。

■コンクリートの内部はどうやって調査を行うの?

ボルトなど表面に見えている部分は目視で検分・調査ができますが、コンクリート内部の劣化は見ることができません。

この場合は非破壊検査といって、超音波や電磁波を利用した特殊な機器で診断を行います。
近年はドローンの導入も進んできていますし、技術の進歩によってメンテナンス技術はどんどん向上しています。

■保全管理は責任重大

土木構造物の不具合を見逃すと、その部分の崩落や部品の落下など、重大な事故につながる恐れがあります。
保全管理を行う際は、小さな異変も見逃すことが許されません。

保全業者は人々の安全を守る責任がありますので、日々真剣に土木構造物と向き合っています。

▼まとめ

日本の土木構造物は、その多くが戦後の高度経済成長期に建設されました。
すでに40年以上が経過している土木構造物を使い続けるためには、隅々まで検分や調査、診断を行う必要があります。
ぜひ熟練した職人とともに、日本の大切な建造物を維持していきましょう。

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