港湾施設における点検の種類

港湾施設は、海や川などの水域に建設された構造物や設備の総称です。
水にさらされることで、腐食や劣化などの損傷を受けやすいため、定期的な点検が必要です。
では、具体的にどのような点検が行われるのでしょうか。
▼港湾施設の点検の種類とは
■初回点検
港湾施設は、建設直後に初回点検を行います。
部材や設備の品質や性能が設計通りであるか、不具合や欠陥がないかを確認します。
港湾施設の安全性や、耐久性を保証するために重要な作業です。
初回点検は、建設工事の完了後から1年以内に行われるのが一般的です。
■日常点検
日常点検では、日常的に巡回して点検が容易な箇所を目視で確認します。
たとえば、桟橋や岸壁の表面状態・防波堤や係留柱の変形・破損・船舶や車両の衝突跡などです。
港湾施設の劣化や異常を早期に発見するために、日常的に行う必要があります。
■定期点検
定期点検では、日常点検で把握できない部分も含めて専門的な方法で点検します。
水中部分の状況や強度、部材や設備の劣化度や寿命予測などを調べます。
港湾施設の安全性や耐久性を評価するための点検で、5年または10年ごとに行わなければなりません。
▼まとめ
港湾施設の安全性を維持するには、初回点検・日常点検・定期点検が必要です。
目視だけでなく専門家による調査も必要なため、適切な頻度で点検を行う必要があります。
『株式会社ハシカンプラ』では、港湾施設の点検や調査業務を行っております。
高い専門知識と技術を持つスタッフが依頼に応えますので、ぜひご相談ください。

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