橋梁点検の目視について

安全に橋を利用するためには、日頃の点検が欠かせません。
この点検を「橋梁点検」と呼び、点検の方法に目視を採り入れているのが特徴です。
そこで今回は、橋梁点検の目視について解説します。
▼橋梁点検の目視
■接近して行う点検
目視による橋梁点検は「近接目視点検」と呼ばれる方法で、点検作業員が肉眼で行います。
作業員が細かなところまで見て回り「部材の変形・ひび割れ・破損などが生じていないか」を確認するのです。
橋梁だけでなくトンネルでも実施される近接目視点検は、土木構造物の足場を使用して行うことがよくあります。
足場が設置できない場所には高所作業車を導入しますが、打音検査によって音に異常がないかを聞き取る点検方法は同じです。
さらに触診も実施しており、手の感触によって小さなひびや亀裂を見つけ出します。
▼目視のメリットとは?
目視による点検のメリットは、橋梁を構築している各部材に対してぎりぎりまで接近できることです。
各部材を近くから観察でき、異常が見られたら点検ハンマーで該当部位を叩くことにより異常を探知できます。
また、橋梁に直接手で触れる距離にいることで、わずかな部材の変形に気付くケースも少なくありません。
至近距離でなければわからない異変に気付けるのは、近接目視ならではのメリットです。
▼まとめ
橋梁点検を目視で行う方法が「近接目視点検」で、点検作業員が橋梁の各部材を至近距離からチェックします。
異常が見られたら該当部位を点検ハンマーで叩き、音から異常を確認します。
最大限まで近付いて音を聞き手で触れることで、わずかな異変を早い段階で発見できるメリットがあるでしょう。
仙台市を拠点とする『株式会社ハシカンプラ』は、橋梁点検作業を行っている会社です。
高度な専門技術と豊富な経験を持つスタッフが在籍しておりますので、ぜひお任せください。

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