工事を行うにあたって、さまざまな調査が行われます。
その中でも違いがわかりにくいのが「現地調査」と「現場調査」ではないでしょうか。
そこで今回は、現地調査と現場調査の違いについてご紹介します。
▼現地調査と現場調査の違い
■タイミング
現地調査と現場調査の1つ目の違いが、実施するタイミングです。
「現地調査」は作業に入る前に、現地がどのような状況かを調べます。
一方の「現場調査」は、作業を行った場所を調査するものです。
調査のタイミングが工事の方が先か、それとも後なのかによって表現の仕方が変わります。
■目的
2つ目の違いは目的で、現地調査は必要な情報を入手するために行います。
地盤の種類や液状化などの情報は、実際に現地へ行ってみないと判断できないからです。
一方、現場調査の目的は現場の確認および把握で、現在どのような状況になっているかを把握するために実施します。
■内容
3つ目の違いが内容で、現地調査ではさまざまな調査を実施することがあります。
現地の住民から情報を収集する「サウンディング」や、土・岩盤を採取して地質を調べる「ボーリング調査」などです。
一方の現場調査では「周囲の状況はどうなっているのか」「電線・電柱・埋設物がないか」などを確認し、カメラに収めます。
これらは後に、現場で作業をする前の状況を示す記録となるからです。
▼まとめ
現地調査と現場調査では、タイミング・目的・内容に違いがあります。
「どのタイミングで実施するか」「目的は何か」「調査の内容はどのようなものか」を明らかにすることが、適切な表現を使うポイントです。
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