橋梁点検の内容とは?

人や車が橋を安心して利用できるように、良好な状態を保つことが橋梁点検を実施する目的です。
重要な役割を担う橋梁点検は、どのような内容で行われるのでしょうか。
今回は、橋梁点検の内容について解説します。
▼橋梁点検の内容
■日常点検
橋梁の「日常点検」はパトロールカーを使用し、道路を巡回しながら目視で行います。
点検する内容は、路面に段差・亀裂が生じていないかや、建築部材に破損がないかです。
また、パトロールカーで走行中に異音がしないかもチェックされます。
何らかの異常や変化が見つかった場合は、速やかな措置を講じるための補修工事を行うこともあります。
■特定点検
特定点検は「第三者被害予防措置点検」と「塩害に関する特定点検」の2種類に分かれます。
「第三者被害予防措置点検」は、コンクリート橋梁の劣化により落下したコンクリート片が、第三者に与える被害を未然に防ぐのが目的です。
点検ハンマーでコンクリートの橋梁をたたく「たたき落とし」を行い、打音や目視で点検します。
コンクリートの浮きや鉄筋の露出・サビなどが見つかった場合、補修工事の重要な指標となる検査です。
また「塩害に関する特定点検」は、塩害が発生する地域の橋梁を対象としています。
点検内容は「橋梁のコンクリート中にどの程度の塩化物イオンが含まれているか」です。
塩化物イオンは、コンクリート中に使用されている鋼材を腐食させるため、点検によって異常がないかを確認します。
▼まとめ
「日常点検」はパトロールカーを使用した目視による巡回で、異常がないかをチェックするものです。
特定点検の「第三者被害予防措置点検」は、コンクリート片の落下被害を防止する点検を行っています。
塩害が発生する地域では「塩害に関する特定点検」を行い、コンクリート中の塩化物イオンの量を測定する内容です。
仙台の『株式会社ハシカンプラ』では、東北地方一帯で橋梁点検の実績があります。
橋梁点検に関するご相談がございましたら、ぜひお問い合わせください。

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