「橋梁点検」とは、橋梁を常に安全かつ良好な状態に保持するために行われる点検です。
実際の点検では、どのような器具が用いられるのでしょうか。
今回は、橋梁点検の器具について解説します。
▼橋梁点検の器具
■通常点検の場合
橋梁の安全と維持管理のために行われる通常点検では、下記の器具が用いられます。
・記録道具(ノート・筆記用具)
・フラッシュ付きのカメラ
・双眼鏡
・点検ハンマー
・懐中電灯
作業員は必ずヘルメット・安全靴を装着し、高所での作業となる場合は安全ベルトも不可欠です。
■点検が難しい橋梁での点検器具
橋梁は、山や谷といった険しい地形に作られていることも少なくありません。
このような場所での点検は非常に困難なため、状況に応じて下記の器具を用います。
・ポールカメラ…三脚ポールの先端にデジタルカメラを取り付けた映像撮影機器
・工業用ビデオスコープ…イメージセンサーを搭載したカメラをUSBケーブルでつないだ動画・映像撮影機器
・ノンプリズムトータルステーション…対象物にレーザー光を当てて測量する機器
これらの点検器具は、足場を組んでも届かない高所や作業員による点検が危険な橋梁で力を発揮し、安全な作業をすることが可能です。
▼まとめ
橋梁点検で使用する器具は、通常点検と点検作業が難しい橋梁とで異なります。
通常点検の場合は記録道具やフラッシュ付きのカメラ、作業が難しい橋梁の場合はポールカメラや工業用ビデオスコープなどが必要です。
どちらの点検でも作業員は安全に配慮した装備を整え、状況に応じた器具を使用する点は変わりません。
仙台を拠点とする『株式会社ハシカンプラ』では、橋梁点検を業務の中心としております。
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