道路設計の種類

道路をつくるには、設計から行わなければなりません。
道路設計にもいくつか段階があり、それぞれ作業内容が異なります。
そこで今回は、道路設計の種類と特徴についてご紹介します。
▼道路設計の種類とは
■概略設計
概略設計とは、道路の位置・方向・幅員などの基本的な要素を決める段階です。
複数のルート候補を作成し、それぞれの利点・欠点・コスト・環境影響などを比較検討します。
最適なルートを選択するには、地形や地質・交通量や交通安全・住民の意見や行政の方針など、さまざまな要因を考慮する必要があります。
■予備設計
予備設計では、道路の構造や線形を詳細に設計します。
道路の強度・安定性・快適性・安全性などを確保するために、土木工学の知識や技術を用いて計算やシミュレーションを行います。
橋やトンネルなどの構造物の形式・寸法・材料・施工方法なども、決めなければなりません。
■詳細設計
詳細設計とは、道路の工事に必要な図面や資料を作成することです。
予備設計で決めた内容を具体化し、現場で作業できるように細かく指示します。
たとえば、道路の断面図や平面図・構造物の配置図や詳細図・工程表・見積書などがあります。
工事に必要な土量や、コンクリート量などの算出も必要です。
▼まとめ
道路設計は、概略設計・予備設計・詳細設計に分類されます。
それぞれ道路を作るために欠かせない工程のため、作業内容を理解して正確に行うことが大切です。
『株式会社ハシカンプラ』では、土木構造物の基礎設計や橋梁の点検・補修設計などを行っています。
道路設計に関するご質問やご相談は、気軽にお問い合わせください。

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