トンネルの照明はなぜオレンジ色なの?

長いトンネルには、必ず照明が取り付けられています。
トンネルの照明は、なぜオレンジ色の照明が多く使われているのか、疑問を持っている方も多いでしょう。
今回の記事では、なぜトンネルの照明にはオレンジ色が多く使用されているのか解説します。
▼トンネルの照明がオレンジ色の理由
■視認性が良い
オレンジ色の光は透過性に優れており、トンネル内でも遠くまで届きます。
昔は車の排ガス規制が今より緩かったため、チリや排気ガスがトンネル内に充満し視界が悪い環境でした。
そのような環境下でもドライバーの目に届きやすく、広い範囲を明るく照らすことが可能なオレンジ色の照明が、多く採用されたのです。
現在は車の排ガス規制が厳しくなっているため、トンネル内の視界も昔ほど悪くありません。
そのため、徐々に電気効率のよい白色のLEDに切り替わりつつあります。
■雪降の判別がしやすい
白い光だと、雪が降っていても色が被り判別しづらくなります。
オレンジ色の光ならば白い光と色が被らないため、ドライバーがすぐに気付けて安全です。
そのため、雪国ではオレンジ色のLED設置が要望されることもあります。
▼まとめ
トンネルの照明は、視認性が良いことや雪降の判別がしやすいなどの理由から、オレンジ色が多く採用されています。
現在は排ガスの規制や電気代の観点から、新設されているトンネルは白色のLEDが使われることも多いです。
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