コンクリートは耐久性と安全性が高いため、多くの建築物で使用されています。
しかし塩害によって、コンクリートの品質に影響が出てしまうことをご存じでしょうか。
今回は、塩害の原因とコンクリートに与える影響について解説します。
▼塩害がコンクリートに与える影響
■潮風による影響
海が近いエリアでは、潮風により塩分がコンクリート内部に少しずつ浸入します。
ただちに影響がでるわけではありませんが、長い年月をかけて浸透していくことで、鉄筋のサビや膨張を引き起こすでしょう。
コンクリートにひび割れが起こると、そこからさらに劣化が進行してしまいます。
この劣化を放置すると剥離や剥落などが発生し、危険な状態になることが多いです。
■原材料に含まれる塩分による影響
コンクリートの原料には海砂が含まれていたり、早く固めるために塩化ナトリウムが使用されたりすることがあります。
それらの塩分はコンクリート内の鉄筋のサビを引き起こし、膨張させてしまうでしょう。
鉄筋が膨張することで、コンクリート表面に剥がれやひび割れが発生します。
▼まとめ
コンクリートは、潮風による塩害や原材料に含まれる塩分により、さまざまな影響を受けることがあります。
どちらも鉄筋のサビを発生させることで、コンクリートにひび割れや剥がれを引き起こしてしまうでしょう。
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