通常の測量の事を知っていても、工事測量について知っている方は少ないかもしれません。
工事測量はどのような時に行われる測量なのでしょうか。
今回は、工事測量についてお伝えします。
▼工事測量とは
工事測量は、道路を作ったり建物を建設する際などに基準点とマーカーを杭打ちするために行われる測量の事です。
着工前測量と呼ばれる事もあります。
▼工事測量で行われる作業
■墨出し
建築の工事測量で行われるのが墨出しです。床や柱などの中心線の位置を墨糸を使ってつけます。
建設現場で実寸の設計図を書く作業なので、これを適当に行ってしまうと後々不具合が出てしまいます。
大きな建造物や特殊な形をした建造物を建てる際には、特に精度が求められます。
■丁張り
丁張りとは、建物を建てるために水平方向の高さや建物の配置や壁と柱の位置を明確にする為に地縄を張ります。
木の杭を打つ等して、見ただけで基準が分かるようにします。この作業を間違って行ってしまうと、その後の建物にも影響してしまうので慎重に行う必要があります。
▼まとめ
今回は、工事測量についてお伝えしました。
工事測量は、建築や土木工事を行う際に必要な測量です。墨出しや丁張りのような作業を行い正確に工事に必要な測量を行います。
株式会社ハシカンプラでは、工事測量を用いて作られた橋梁の点検を行っています。
橋梁は建設されてから時間が経つと経年劣化してしまうので点検を検討されている場合はお気軽にご相談下さい。