土木構造物とは、トンネルや港湾、橋梁など、大規模な人工の構造物を表します。
どっしりと強い存在に見えますが、細かいメンテナンスは必要なのでしょうか。
今回は土木構造物のメンテナンスについて解説します。
▼頑丈に見えてもメンテナンスは欠かせない
土木構造物を作る時は、当然ながら耐震性に配慮し、ダメージから構造物を守るための設計をした上で構築されます。
防水加工も施されますので、雨風にさらされてもそう簡単に崩れることはありません。
とは言え、年月の経過とともに防水加工は劣化しますし、度重なる細かい振動や紫外線を受けて、コンクリートや鉄筋は徐々に弱くなっていきます。
突然崩れて人々の安全を脅かすことのないように、土木構造物にはメンテナンスが欠かせません。
■どうやってメンテナンスするの?
土木構造物のメンテナンスの基本は、点検です。
大きな建造物も、熟練の職人がコンクリートの劣化具合やボルトのゆるみなどを一つひとつ確認していきます。
不具合が見つかった場合は、その部分を修繕します。
時々、海外で大規模な建物の崩壊事故が起きますが、メンテナンスを怠るとこういった事故につながる恐れがあります。
日本ではまだ海外ほど大きな事故は起きていませんが、古い土木構造物はたくさんありますので、全てのメンテナンスが急がれます。
▼まとめ
この世に存在するものは全て、経年とともに劣化していきます。
土木構造物も例外ではありません。
今は問題なく使うことができていても、既に小さな不具合が起きている可能性があります。
早めにメンテナンスを進めてくことが大切です。