日本では、多くの箇所に擁壁が設けられています。
雨や土が流れることで起こる土砂崩れを防ぐ役割を持つ擁壁ですが、いくつかの種類があるのをご存じでしょうか。
この記事では、擁壁の種類について紹介します。
▼擁壁の種類
■コンクリート擁壁
現在最も主流といわれているのが、コンクリート擁壁です。
コンクリート擁壁には、鉄筋を通す「鉄筋コンクリート造」と鉄筋を通さない「無筋コンクリート造」があります。
強度は鉄筋コンクリート造の方が優れているため、多く採用されています。
また鉄筋コンクリート造はすっきりとしていて見栄えが良く、耐震性能を持ち合わせているのも特徴です。
■ブロック擁壁
ブロックを積み重ねて擁壁を作るのが、ブロック擁壁です。
主に「間知ブロック擁壁」と「コンクリートブロック擁壁」の2種類があります。
間知ブロック擁壁は、積み方のバリエーションが豊富な擁壁です。
コンクリートブロック擁壁は、鉄筋とコンクリートを充填して作るので強い圧力にも耐えられます。
■石積み擁壁
石積み擁壁は、石を積み上げて作る擁壁のことです。
昔は多く利用されていましたが、現在は建築基準法を満たさない場合があります。
そのため石積み擁壁を依頼する場合は、施工業者と相談して決めるようにしましょう。
▼まとめ
擁壁の種類は「コンクリート擁壁」「ブロック擁壁」「石積み擁壁」などがあります。
それぞれ性能や特徴が異なるので、状況に応じて最適な擁壁を選択しましょう。
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