橋が劣化する原因とは?

頑丈に作られた橋も、さまざまな原因で劣化していきます。
では、具体的にどのようなことが劣化につながるのでしょうか。
今回は、橋が劣化する原因について解説します。
▼橋が劣化する原因
■腐朽
木製の橋の場合、劣化の一番の原因は「腐朽」です。
木材は水に弱いため、年月の経過とともに水による劣化が進んでいきます。
資材の内部に腐朽菌が繁殖し、内部から木材を腐食させていくことも少なくありません。
■疲労
国道・高速道路・鉄道などには、頑丈な建築資材を用いた橋が架かっています。
交通量が多かったり、重量のある荷物を積んだ車両が行き来したりする橋が劣化する最大の原因は「疲労」です。
疲労とは、材料や構造物が何度も荷重を受けて強度が失われていく現象です。
コンクリートにはひび割れが、鋼材には亀裂による分断が生じます。
■塩害
海に囲まれた島国の日本では、海から吹き付ける潮風によって橋が劣化します。
これを「塩害」と呼び、主にコンクリート製の橋に発生するのが特徴です。
コンクリートの内部に塩分が浸透することで、中の鋼材を腐食させてしまいます。
その結果、強度が著しく低下することもあります。
■アルカリ骨材反応
橋梁を支える橋桁の部分は、強アルカリ性のコンクリートでできています。
コンクリートの中には砂・砂利が含まれているため、周囲の環境と化学反応を起こすことも珍しくありません。
これが「アルカリ骨材反応」で、コンクリートの亀裂や内部にある鋼材の寸断を引き起こす原因です。
▼まとめ
橋が劣化する原因には「腐朽」「疲労」「塩害」「アルカリ骨材反応」などがあります。
劣化を防ぐには、日頃から定期的な点検を実施することが重要です。
仙台で橋梁の点検をご検討の際は『株式会社ハシカンプラ』が承ります。
豊富な経験と実績を積んでおりますので、お気軽にお問い合わせください。

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