ケーソンとは、水中構造物や地下構造物のために用いられるものです。
では、ケーソンにはどのような役割があるのでしょうか。
そこで今回は、ケーソンの役割とケーソンの工法についてご紹介します。
▼ケーソンの役割
ケーソンとは、鉄筋コンクリートや鋼でできた大型の箱を指します。
主に岸壁や防波堤など、水中構造物や地下構造物を作る際に使用することが多いです。
また、橋梁の基礎や海底トンネルとしても使用されます。
▼ケーソンの工法
■オープンケーソン工法
オープンケーソン工法は大気圧の下で掘削する工法で、陸堀りと水中堀りの2種類の掘削方法があります。
また傾斜修正作業が困難なため、土圧の影響を受けやすい場所は避けて掘削を行います。
■ニューマチックケーソン工法
ニューマチックケーソン工法は、立坑の先端部分にある作業室に圧縮空気を送り、地下水が浸み出してこない状態にして作業室で掘削を行います。
作業室で地盤の状態を確認しながら作業を進められるため、スムーズに作業できます。
■設置ケーソン工法
設置ケーソン工法は、海中で用いられる工法です。
支持基盤まで海底を掘削し、ケーソンを沈めたうえでコンクリートを打設します。
▼まとめ
ケーソンは、水中構造物や地下構造物を作る際に用いられ、橋梁の基礎や海底トンネルとしての役割があります。
また、ケーソンの工法はオープンケーソン工法・ニューマチックケーソン工法・設置ケーソン工法などです。
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