河川の樋門の安全性について

河川の樋門は、社会や人の生活を安全で便利にするためのものです。
しかし経年と共に樋門は老朽化してしまうので、安全性を保つためにも定期的な点検が必要となります。
また損傷などがあった場合は、早急に対処しなければなりません。
そこで今回は、樋門の安全性を保つめに必要な補修や補給の重要度と劣化の原因についてご紹介します。

▼補修や補強の重要度について

樋門はあらゆる部分から構成されていますが、その中でも特に重要視する部分があります。

下記は、重要度、利用頻度、復旧の難易度を総合的に見て優先度を決めたものです。

■優先度①直接的に制水するための部分
・本体(函体・胸壁):門扉が閉まるまで堤体内を問題なく通水させる部分
・門扉:水の逆流を防止するための部分

■優先度②間接的に制水するための部分
・巻き上げ機:門扉の開閉をおこなう部分
・門柱、操作台:門扉を安全に下ろすための部分

■優先度③操作管理人の安全性を保つための部分
・管理橋、防護柵:洪水時、操作管理人の安全性を保ち、制水機能を果たすために間接的に必要な部分

■優先度④堤防や堤脚を保護するための部分
・呑口翼壁、吐口翼壁:樋門が洪水時の堤防を妨げないため、堤防と堤脚の保護をする部分

▼損傷や劣化の原因について

損傷や劣化の原因は以下となります。

・中性化
・塩害
・アルカリシリカ
・凍害
・化学的腐食
・疲労
・風化、老化

▼当社では樋門の調査・点検をおこなっています

当社では、樋門の調査・点検をおこなっており、国土交通省や地域からの依頼も多くあります。
人々の生活を守るため、お客様に寄り添ったサービスを心がけています。
現在は、人材の募集もおこなっておりますので、地域貢献のお仕事にご興味ある方はぜひお問い合わせください。

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