トンネルや橋などは、土木工事によって作られていることから「土木構造物」と呼ばれます。
これらの土木構造物は、見た目は非常にしっかりしているのですが、一歩間違えると危険なものになってしまうことがあるんですよ。
今回は土木構造物の危険性について解説します。
▼土木構造物は劣化すると危険
土木構造物は、鉄筋やコンクリートでできています。
鉄やコンクリートは、新しく作った時には見た目も美しく頑丈です。
しかし水や紫外線などにさらされていると、いつのまにか劣化してしまいます。
劣化したコンクリートは非常に脆くなり、ちょっとした振動で崩れて、落下してしまうことがあります。
その破片が人や車に当たれば危険なのはもちろんのこと、上に人が乗っていれば人ごと落下してしまう危険性もありますよね。
■事故を防ぐためには点検が欠かせない
土木構造物の劣化による事故を防ぐには、定期的な点検が欠かせません。
経験豊富な職人によって、一ヵ所ずつ目視や超音波などで確認して行き、不具合のあるところは修繕します。
たったそれだけの作業ですが、これを行うことで大事故を防ぐことができます。
■日本中の土木構造物を点検する必要がある
日本では、高度経済成長期に多くの土木構造物が作られました。
それから40年程度が経過した今、当時作られた土木構造物はどんどん劣化してきており、危険性が増しています。
人々にとって大切なインフラが逆に命を脅かすことのないように、事故が起きる前から隅々まで点検をしなくてはなりません。
▼まとめ
普段はあまり意識していないような建造物も、実は長年の劣化によって危険性が増している可能性があります。
ぜひ経験豊富な保全・管理業者に依頼し、早めの調査によって危険を回避しましょう。