主に高速道路などに利用されている道路橋ですが、建設からどのくらいの期間で寿命を迎えるかご存知ですか?
現在は橋の設計技術や建設技術が向上して寿命が長くなっていますが、昔に作られた橋は老朽化対策が必須となっています。
今回は、道路橋の中でもコンクリート橋の寿命と劣化原因について解説していきます。
▼コンクリート橋の寿命
道路橋の橋梁の寿命は50年程度と言われており、鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリートの橋梁は約60年、金属の橋梁は約45年とされています。
しかしこの寿命は昭和時代に規定されたもので、現在はさらに橋の寿命が延びています。
さらに、橋が劣化する原因には様々な要因があり、設計上の問題や環境条件によって異なるので一概に寿命が50年だとは言い切れません。
そのため、定期的に点検や修理を行い安全に橋が利用できるようにしているのです。
▼コンクリート橋の劣化原因
コンクリート橋が劣化する原因は様々ですが、まず考えられるのは疲労による損傷です。昔より大型トラックが普及したり交通量が増えたこともあり、橋が受けるダメージも大きくなっています。橋が疲労によって損傷すると、ひび割れや剥落の危険があります。
もう1つの原因は塩害です。塩害とは塩化物イオンがコンクリート内に浸透し、鋼材を腐食させることを言います。塩害によって橋が劣化すると、ひび割れや剥落だけでなく鉄筋が露出してしまう可能性があります。
▼まとめ
橋の寿命は年代とともに長くなっていますが、それでも定期的な点検は欠かせません。
橋の安全に貢献したいという方は、ぜひ弊社で働いてみませんか?